外来種ヤスデの性質と対策
ヤスデの性質・行動パターンの記録や、家の敷地に大量襲来するヤスデ対策を紹介。
2021年の梅雨のころに突然襲来し、戸惑いと悪戦苦闘したことの紹介です。
「ヤスデ画像なし」でサイト構成しています。 |
なんら前兆もなく外来種ヤスデが大量発生したことで家のなかでも警戒心が芽生え、部屋なのに安心出来ません。否応なしに適切な対策をとらなければなりません。
まずは、ウィキペディアなどでヤンバルトサカヤスデの生態を知ることも大事です。
朝昼夜関係のないタイミングで、
ヤンバルトサカヤスデが出現し、不快に感じながら駆除対応していたら平常心が大きく揺らぐことは明らかです。不意打ちで部屋にいる自分の足元に現れることもあります。
ヤンバルトサカヤスデの基本
 |
外来種のヤスデ |
2021年南九州で広がっている外来種のヤスデの概要
 |
ヤンバルトサカヤスデの基礎知識 |


|
原産地
大きさ
寿命
場所
活動時間
影響
|
台湾原産 日本では外来種 成虫2.5cm~3.5cm
1年 湿度の高い草地や土壌、側溝を好む 日光を避けて影に潜む 夜間に活動する
農作物などへの影響はない
|

|
集団移動
|
集団移動の時期(年2回)
・4~6月 (幼虫)
・10~11月 (成虫)
|



 |
産卵
卵大きさ
孵化
体液 |
1回の産卵で数百個
0.5mm
8日程度で孵化
刺激を与えるとシアン化水素を含む悪臭ガスを放出
吸い過ぎると頭痛などの体調不良に注意 |
※引用 Wikipedia
上記のヤスデが家の寝室、台所、洗面所、浴室、トイレなどあらゆる場所で出てきます。
外で出現しているヤスデの量と流れ

5月下旬ごろから初めて出始めました。各部屋に1~2匹程度の数

6月上旬にはリビング、浴室・洗面所など所定の部屋の夜に2~4匹程度(昼は1~2匹程度)
結果的に1日で家の中で出てきたヤスデの総数は20匹くらいです。(家周りの対策済み)
特に出てくる前触れもなく、床や天井、柱の隅っこを目を凝らしてみると
まるで
「シロアリのような道のり」で動いています。
 |
場合によっては、床の中心を真っ直ぐに通ることもあります。
明るい昼や真夜中の暗闇でさえ部屋の中心を通ることがあります。
毎日かつ、不規則であるため、とんでもないストレスとなってきます。 |
敷地や建物に侵入するヤスデの把握
まずはどこから敷地へヤスデが入り込んでくるのかを調べる必要がありますが。
太陽の出ているときに調べても鉢の裏にいるくらいで日中に見かけることはありません。
真夜中にとても明るい懐中電灯で調べると、とんでもない切迫感を感じる場合があります。
早く対策をしなければ、対策するまでの期間ずっと敷地内や建物のなかに入り込む量が増えていきます。
心理的なストレスを感じながらヤスデ対策とヤスデ処理(掃除)を同時平行する長い期間が始まります。
ヤスデが部屋に出ることの対策をするには部屋の侵入経路だけではなく
家(敷地)の境界線や庭、外壁・室内の隙間対策が重要となります。
道路にいる複数のヤスデを見ていると発生エリアから、一方向にまっすぐ進んでいることが分かります。
朝方になると発生エリアの方へ戻っていくことも確認できます。
そのなかで、ある程度の割合のヤスデが発生エリアへ戻るのではなくて、建物敷地内の影のスペース(鉢の裏など)や側溝に留まります。
ある意味で移動成功、移動完了という感じなのかもしれません。
ヤスデの大移動のタイミングと大きさ
 |
年2回の大移動と巨大化 |
住んでいる市区町村や気温・湿度を含むさまざまな環境によって異なりますが、一般的に梅雨や初夏の時期に1回目の大量出現があります。
1回目の出現するヤスデの大きさは2~2.5cmです。
その年に突然、大量発生・大量出現しているのではなく、数年間水面下(土中)で限界まで大量増殖しているのではないかという気がします。初めての出現なのに大量に毎日出てきます。
家の庭(外壁)や大量出現の壁
秋の終わり~冬の初めに2回目の出現があります。(1回目よりも数は大分少ない)
2回目の出現するヤスデの大きさは3~3.5cmです。
真夜中の外で見るヤスデの量は多くありませんが、1cmほど大きくなっていることに衝撃を受けます。
少ないながらも、各部屋でも暖かさなどにも応じて大きくなったヤスデが出てきます。
1回目のヤスデ対策のノウハウをただちに行うことで不快になる回数を減らすことが出来ます。
12月下旬の寒波到来のあたりから、ほぼ出なくなりました。
注意事項に関して