ヤスデの対策と記録


ヤスデの移動範囲と影響や対策


ヤスデの性質・行動パターンの記録や、家の敷地に大量襲来するヤスデ対策を紹介。
2021年の梅雨のころに突然襲来し、戸惑いと悪戦苦闘したことの紹介です。
ヤスデ画像なしでサイト構成しています。
個人的な環境に基づいた考察や体験記です。下記説明画像のように発生エリアから向かってくる大量のヤスデをせき止めないと、周辺の宅地一帯に広がります。




大移動しているときは、のらりくらり動いているのではなくそれぞれの方向に目的を持って向かって進んでいるように感じました。
そのヤスデが家に向かって来たり、中途半端に移動したヤスデは日の出まえにUターンします。




 真夜中のあいだに想像以上に移動します



範囲と影響 ヤンバルトサカヤスデ


家の近くにコンクリートの壁があり、その上部に草むら・山があるため比較的観察しやすいので書いてみました。





 発生エリアが私有地であった場合でも、大量発生の対応を個人で行うのは極めて困難と考えられ、また、所有者も被害者であるため、対応するための意見を言うこと自体に関係悪化させることになりかねません。

山や市や町の緑地エリア近辺でも発生しているので、その時その時に対応するほかないのが実情です。




外における対策は薬剤を帯のように撒いて侵入の遮断と待ち伏せ退冶くらいです。シートや網のような侵入防御などもあるようです。

 第一波の多いときには1日800匹~1000匹くらい生き絶えていました。


 できるだけ早め早めの対策が大切です




 上記の上面図のように意識し、ヤスデの動きを考えると人ごとではないことが分かります。
数日あれば発生エリアから離れた家にも出現することになります。


 発生エリアに一番近い人たちの格差
外来ヤスデの対応格差


ほぼ、発生エリアに一番近い人たちが大量移動のヤスデの対応をすることになります。

自分の家の周りと壁に粉末の駆除剤を撒くために1週間で1~2本の薬剤を使いました。
1~2日に1回大量のヤスデの掃除をすることになります。






上記の図では①、②の家の人たちが最前線でヤスデ対応をしていることを示します。

①や②の最前線から遠くなれば遠くなるほどヤスデ被害、ヤスデ侵入の量も少ないとともに時間差もあります。




発生エリアから離れた③以降の家でも時間差でヤスデが出てくるとみられます。


個人的な認識ですが、ヤスデがどこから出てくるのか、夜に壁をライトをつけて発生エリアまで来る近所の人はあまりいません。

思いのほか薬剤をまいている家も少なく感じます。薬剤を撒いてヤスデが死んでいたらあとの掃除もすることになります。

このように①や②の負担が大きく、③以降、発生源から離れれば離れるほどヤスデに対する影響や認識が小さくなる傾向にあります。





第1波のときに毎日800~1000匹ぐらいのヤスデを薬剤費用、掃除の手間によりくい止めている状況となります。


①や②に住む人が高齢者だったり、赤ちゃんのいる家族だったり、相当な虫嫌いだったとしたらこのまま住み続けること自体を考え直すほどに悩んでいるかも知れません。

ヤスデは1回限りではなく、今後何年も発生し続けるかもしれません。




ヤスデ対応している家族が仮に転居したとしたら・・・大量にヤスデが出てくる空き家に心新たに引越ししてくるのでしょうか。

①や②の人たちが引越したり、ヤスデ対策の人間関係トラブルによって、一切のヤスデ対策を拒否したとしたらどうなるのでしょう。

毎回、薬剤を自費で購入し時間をかけてマスクをつけて薬剤を撒き1日~2日に1回大量のヤスデを掃除(回収)するのです。

このように大変な苦痛の作業を①や②の人たちがしているのです。

発生エリアから離れた家の人と「ヤスデに困っているという世間話」はあまりありません。

この認識の格差は大きいものがあります。


新たな土地購入や引越しの際にはヤスデが出るか出ないか、家(庭)に侵入しやすい構造かどうかなど意識すべき時代が来るかもしれません。



 ヤスデの大移動のタイミングと大きさ
年2回の大移動と巨大化

住んでいる市区町村や気温・湿度を含むさまざまな環境によって異なりますが、一般的に梅雨や初夏の時期に1回目の大量出現があります。

1回目のヤスデ 1回目の出現するヤスデの大きさは2~2.5cmです。

その年に突然、大量発生・大量出現しているのではなく、数年間水面下(土中)で限界まで大量増殖しているのではないかという気がします。初めての出現なのに大量すぎます。



ヤスデの大量出現の数グラフ
 家の庭(外壁)や大量出現の壁



秋の終わり~冬の初めに2回目の出現があります。(1回目よりも数は大分少ない))

2回目のヤスデ 2回目の出現するヤスデの大きさは3~3.5cmです。

真夜中の外で見るヤスデの量は多くありませんが、1cmほど大きくなっていることに衝撃を受けます。

少ないながらも、各部屋でも暖かさなどにも応じて大きくなったヤスデが出てきます。
1回目のヤスデ対策のノウハウをただちに行うことで不快になる回数を減らすことが出来ます。


 12月下旬の寒波到来のあたりから、ほぼ出なくなりました。










注意事項に関して

 時間を掛けて北上する懸念が指摘されていますが、環境要因などにより全く影響のない場合も多々考えられます。

ヤスデが山や草むらから出てくる対策を重点に取り上げていますが、一般的なヤスデがいる環境(家の庭、鉢、側溝、コケのあるコンクリート壁、緑地帯)どこにでも発生する可能性があります。(出現量が異なる)


※イメージです

個人的に、見ているだけでヤスデが潜んでいる感覚に襲われます。

 個人的な対応策を紹介しており、対策に間違いがある可能性もあります。
  より適切、より効率的な対応策もあると思いますので多角的な情報収集を行うことをおすすめします。

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