ヤスデの対策と記録


外から家(敷地)に侵入するヤスデ対策


ヤスデの性質・行動パターンの記録や、家の敷地に大量襲来するヤスデ対策を紹介。
2021年の梅雨のころに突然襲来し、戸惑いと悪戦苦闘したことの紹介です。
ヤスデ画像なしでサイト構成しています。


家の周辺から来るヤスデ対策

もともと外来ヤスデは家の敷地内に入り込んでくるのでこのことを阻止しないといけません。

ヤスデが建物や敷地内に侵入している状況の対策をしなければ、いつまでたっても家の全ての部屋にヤスデが入り込む可能性があります。

と、いうことで家(建物)や敷地への侵入対策の個人的な一例を元に紹介します。




ヤスデ発生源の侵入対策

個人的な環境とヤスデ対策

家の近くに「山」「定期的に草刈がされている原っぱ」があるのですが、残念ながらそこから大量のヤスデが出てきたことから始まりました。おおまかな状況は以下の画像のとおりです。


ヤンバルトサカヤスデの移動

夜から日の出の時間帯にたくさんのヤスデが動き出します。
土や草のあるエリアから、アスファルトしかない道路を一直線に移動します。

横から見た説明図

 上記の画像のように20mほど離れた、上部にある緑地エリアから大量のヤスデが住宅地にきます。




真夜中にライトをつけてコンクリート壁を照らすと大量にヤスデがこちらに向かってくることを毎日確認しました。
山・草むらと家のあいだに構造物や他の家などもなく一直線でヤスデが向かってきます。





個人的なことを一例として紹介していますが、上記のように草むらから向かってくるヤスデが家の敷地内に入ってくるのを阻止しなければ、毎日、相当な量が家の中に入ってくることになります。

ヤンバルトサカヤスデは夜から日の出の1時間前ぐらいまで外で活動します。

出来れば、真夜中に家周辺をライトをつけてヤスデの量や動きを確認するといいと思います。

1日でも早くヤスデ対策をしなければならないという危機感を持つと思います。



外のヤスデの駆除方法

 外でのヤスデの倒す方法は、室内の駆除方法とことなり
薬剤による待ち伏せタイプの駆除薬が一般的です。

いわゆるゴキブリやムカデなどの対策として粉末状の薬剤です。(対象害虫にヤスデ表記あり)
敷地境界線や壁の下にライン状に撒くというものです。


ヤスデの移動経路


量は少なくていいので5~10cm幅の太いラインが効果的。
ヤスデに警戒させず付着させる感じ。

しっかり、ハッキリとした量の線だとUターンしていきます。



薬剤の種類
パウダー状の待ち伏せタイプ 500円~1000円

一般的なゴキブリやムカデなどに効果があると表記されているパウダー状の待ち伏せタイプの駆除剤
待ち伏せタイプなので、翌朝にはたくさんのヤスデが生き絶えているのを確認できます。

※風や雨などに流されることがあるので家の壁周辺がいいと思います。
ヤスデが出る時期が梅雨と重なるため、すぐに無駄になったことが何度もあります。
細粒状の待ち伏せタイプ(コイレットなど) 3000円前後

パウダー状とは異なり0.8mm位の砂のような駆除剤です。
雨など水に溶けにくい。強くない風であれば残存します。
高価ですが雨風に耐えるのでこちらのほうが撒く手間も減らせるのでオススメです。

※市町村などで助成金や無料配布される場合があります。
撒き方 ヤスデの場合
5~8cm程度の幅で薄くパラパラと撒くといいと思います。
必ずしも、しっかりと線や帯をつくるように撒く必要はありません。

イメージとしては移動してくるヤスデが薬剤の上を歩いたり、体にくっいたりすればいい。という感じです。翌日にはたくさんのヤスデが生き絶えているので効果がわかります。

掃除の際、ヤスデだけをほうきで集めるようにしないと薬剤まで集めてしまうので面倒です。
数日たったヤスデを掃くと乾燥しているので粉々になります。いずれにしても不快です。






 ヤスデの大移動のタイミングと大きさ
年2回の大移動と巨大化

住んでいる市区町村や気温・湿度を含むさまざまな環境によって異なりますが、一般的に梅雨や初夏の時期に1回目の大量出現があります。

1回目のヤスデ 1回目の出現するヤスデの大きさは2~2.5cmです。

その年に突然、大量発生・大量出現しているのではなく、数年間水面下(土中)で限界まで大量増殖しているのではないかという気がします。初めての出現なのに大量すぎます。



ヤスデの大量出現の数グラフ
 家の庭(外壁)や大量出現の壁



秋の終わり~冬の初めに2回目の出現があります。(1回目よりも数は大分少ない))

2回目のヤスデ 2回目の出現するヤスデの大きさは3~3.5cmです。

真夜中の外で見るヤスデの量は多くありませんが、1cmほど大きくなっていることに衝撃を受けます。

少ないながらも、各部屋でも暖かさなどにも応じて大きくなったヤスデが出てきます。
1回目のヤスデ対策のノウハウをただちに行うことで不快になる回数を減らすことが出来ます。


 12月下旬の寒波到来のあたりから、ほぼ出なくなりました。










注意事項に関して

 時間を掛けて北上する懸念が指摘されていますが、環境要因などにより全く影響のない場合も多々考えられます。

ヤスデが山や草むらから出てくる対策を重点に取り上げていますが、一般的なヤスデがいる環境(家の庭、鉢、側溝、コケのあるコンクリート壁、緑地帯)どこにでも発生する可能性があります。(出現量が異なる)


※イメージです

個人的に、見ているだけでヤスデが潜んでいる感覚に襲われます。

 個人的な対応策を紹介しており、対策に間違いがある可能性もあります。
  より適切、より効率的な対応策もあると思いますので多角的な情報収集を行うことをおすすめします。

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