ヤスデの対策と記録


ヤスデの出現パターン 波とストレス


ヤスデの性質・行動パターンの記録や、家の敷地に大量襲来するヤスデ対策を紹介。
2021年の梅雨のころに突然襲来し、戸惑いと悪戦苦闘したことの紹介です。
ヤスデ画像なしでサイト構成しています。


ヤスデの第1波

 2021年5下旬にヤスデが室内に出たことから始まりました。




ヤスデの出る量グラフ


・蒸し暑い夜にシロアリと同じようなタイミングで出てきました。
・すぐに出なくなると思いきや、毎日出てくるだけではなく徐々に出る数は増えて、1日10~20匹ぐらい出てきました。
 窓など全て閉めているはずなのにも関わらずです。

このままでは場当たり的な室内駆除となり、キリがないので外の様子確認と侵入対策になります。


ヤスデの性質を思い知らされる

外のヤスデの多さと習性


ヤスデの移動


夜の外でヤスデの数や動きを確認します。
道路にいるヤスデが家に向かっていたり、家の壁や窓にいることを把握し危機感を覚えます。



 上記の図のように外壁の下や壁に待ち伏せタイプ粉末駆除剤を撒きます。

夜のあいだにヤスデは薬剤効果で数多く生き絶えています。800~1000匹くらい。
2・3日中には回収しないと乾燥によってヤスデが粉末のようになります。

ヤスデの大量移動の第1波が梅雨の時期と重なることで粉末タイプのものを撒いても雨で流されてしまうことがたびたびあります。






 ヤスデの増殖環境や地域性などの影響のあるかも知れませんが、8月下旬になって目に見えて激減してきました。
だからといっても、外での薬剤による対策や室内の対策は怠ることはできません。

部屋には毎日7匹程度は出てきました。

10月、11月上旬は毎日2・3匹程度かも。


5月下旬から8月下旬の第一波のヤスデの大きさは、2cmから2.5cmへと少しずつ大きくなっていくのを薄々と怖く感じます


第二波のヤスデの大移動


 11月上旬ごろ再びヤスデが出てくるようになりました。

また、ヤスデの駆除が始まるのか・・・。と思いきやこれまでのヤスデよりもさらに大きく成長して部屋のなかに出てきました。
これはもう本当に不快で冷や汗が出そうなくらいの衝撃です。
部屋に出たヤスデをスプレー退冶しましたが、体の「うねうね」がよりダイナミックでした。


 第二波のヤスデの大きさは3cm~3.5cmです。


ヤスデの生態によれば秋ごろ大きくなって産卵などの目的もあって移動・出現するらしいのです。


 大きくなった第二波のヤスデが敷地内(庭や家庭菜園、植木鉢)などで産卵達成したら、翌年大変な事になるかもしれません。




これまでのヤスデは


今年、外来種のヤンバルトサカヤスデが大量移動してきました。今年よりも前から水面下で続々と増殖していたのかも知れません。

これまでの日本のヤスデは鉢の裏などを見れば一般的なヤスデが見られましたが、今回ヤンバルトサカヤスデが出るようになってからは全くこれまでのヤスデを見なくなりました。

鉢の裏などに薬剤を撒くことはヤンバルトサカヤスデにも有効です。撒いて数日後みると生き絶えているのを確認出来ます。

しかし、これまでの日本のヤスデを一度も確認していません。

外来種が来たから一斉に逃げたのか、それとも共食いでもしたのか・・・?


2021年の現在、このヤスデは全国的には認知されていません。
ヤスデの出てくるエリアから少し離れるだけで、全く出現していないところも多々あります。


万が一将来、大阪や東京などに広がった場合、メディアやSNSなどで大騒ぎとなることが想像できます。

大都市の場合、山などの緑や土が少ないからヤスデなど出てこない。
と思われるかも知れませんが屋上緑化・屋上庭園・家庭菜園、公園、川沿いの原っぱなどで出てくるかも知れません。

これまで全く想定したことのないストレスを気にするエリアで生じるかも知れません。







本当に今年1年、梅雨のころから12月(寒波がくる頃)まで
ヤスデの第1波か始まり第2波までストレスの続く1年でした。


・床に座る警戒心

・それぞれの部屋に入ると上下左右の壁の隅を確認

・いろいろな隅にトラップを仕掛け、その都度確認

・外のヤスデ対策(待ち伏せ薬剤・掃除)

・定期的に夜の外でヤスデの量と動きの確認



2021年にヤスデが初めて大量出現しましたが、このサイトでも書いたように冬に大きくなって出てきたヤスデが大量の産卵するようなので2022年にもっと大量に出てくるのか?

家や庭、床下、鉢の裏に入り込み産卵した場合どのようなことになるのか気がかりでなりません。


このようなエリアに引っ越してきたり、新たに家を建てたりしたあとの問題の顕在化は大きなダメージにもなりかねません。地域経済や地域生活環境というレベルからも大きなリスクになるかも知れません。


また、この外来ヤスデが時間をかけて着実に北上していることからも、どこで歯止めがかかるのかも不明なため深刻です。


また、現在のところ九州南部ぐらいに留まっているため全国的にはほとんど認知されていないため危機感や大きな視野での対応策はありません。(一部散発的に他県でも発生しています)

結局、建物の周りに薬を撒くくらいの場当たり的な対応にとどまっています。


 ヤスデの大移動のタイミングと大きさ
年2回の大移動と巨大化

住んでいる市区町村や気温・湿度を含むさまざまな環境によって異なりますが、一般的に梅雨や初夏の時期に1回目の大量出現があります。

1回目のヤスデ 1回目の出現するヤスデの大きさは2~2.5cmです。

その年に突然、大量発生・大量出現しているのではなく、数年間水面下(土中)で限界まで大量増殖しているのではないかという気がします。初めての出現なのに大量すぎます。



ヤスデの大量出現の数グラフ
 家の庭(外壁)や大量出現の壁



秋の終わり~冬の初めに2回目の出現があります。(1回目よりも数は大分少ない))

2回目のヤスデ 2回目の出現するヤスデの大きさは3~3.5cmです。

真夜中の外で見るヤスデの量は多くありませんが、1cmほど大きくなっていることに衝撃を受けます。

少ないながらも、各部屋でも暖かさなどにも応じて大きくなったヤスデが出てきます。
1回目のヤスデ対策のノウハウをただちに行うことで不快になる回数を減らすことが出来ます。


 12月下旬の寒波到来のあたりから、ほぼ出なくなりました。










注意事項に関して

 時間を掛けて北上する懸念が指摘されていますが、環境要因などにより全く影響のない場合も多々考えられます。

ヤスデが山や草むらから出てくる対策を重点に取り上げていますが、一般的なヤスデがいる環境(家の庭、鉢、側溝、コケのあるコンクリート壁、緑地帯)どこにでも発生する可能性があります。(出現量が異なる)


※イメージです

個人的に、見ているだけでヤスデが潜んでいる感覚に襲われます。

 個人的な対応策を紹介しており、対策に間違いがある可能性もあります。
  より適切、より効率的な対応策もあると思いますので多角的な情報収集を行うことをおすすめします。

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