ヤスデの対策と記録


外来種ヤスデが大量発生して家(部屋)に出た記録


ヤスデの性質・行動パターンの記録や、家の敷地に大量襲来するヤスデ対策を紹介。
2021年の梅雨のころに突然襲来し、戸惑いと悪戦苦闘したことの紹介です。
ヤスデ画像なしでサイト構成しています。

ヤスデが出た対策と記録


2021年の5月中旬~下旬の季節から突然、室内で見た事のないタイプのヤスデが現れるようになって、何ヶ月も続いたことが始まりです。出てきたヤスデは外来種の「ヤンバルトサカヤスデ」というものでした。

このサイトで来られた方のほとんどは、これまで経験のないヤスデの大量発生によって、家周辺や室内などに突然現れた気持ち悪さと異様な流れを感じての情報収集がきっかけなのかも知れません。







これまで認知していたヤスデとは全く性質の異なるヤスデが何ら前兆もなく大量発生したことの記録です。

 このサイトは本人含め、ヤスデを見ること自体が不快なため「ヤスデ画像一切掲載せず」作成しています。


日本のヤスデとヤンバルトサカヤスデ


そもそも私はヤスデに興味などありませんのでヤスデの知識は全くありません。
一応、これまで私が認識しているヤスデというのは植物の鉢の裏などで見たことくらいです。


これまでのヤスデと動き


いわゆるダンゴムシを細長くしたようなもので、鉢の裏の隙間に数匹~10匹ぐらい密集している印象です。


自分で育てた植物鉢の裏にヤスデがいるのは気持ち悪いので取り出したところ、ヤスデはダンゴムシのように丸まったまま動かない印象でした。夜行性であったり警戒心が強く、多少の刺激で丸くなり動かなくなる印象です。

においも特に感じることもありませんでした。日常生活においてヤスデによる実害もなく目撃したり意識すること自体ありません。ましてや部屋に現れることなど一度もありませんでした。きっかけがない限り何ら問題ないと思います。


このサイトでは上記のような一般的なヤスデの話ではなく、これまでとは異なるヤンバルトサカヤスデという外来種が現れた。という状況や対策について記録とともにまとめてみました。




ヤスデが家のなかで出た


ヤンバルトサカヤスデ
・ヤスデが大量に外に出た時の量のグラフ(感覚的な量)



数匹室内に現れたときには長期ストレスの可能性






部屋や家周辺に現れた状況について


2021年5月中旬~下旬ごろ(梅雨の始まる頃)、ヤスデが真昼間に突然、部屋の真ん中に向かってゆっくりと出てきました。


 大きさは「長さ約2cm×太さ4mm」 色は「黒に近い茶色」

最初は何の虫なのか分からずムカデの子供だと思いました。

雨が降り止み蒸し暑く感じる夜にはゴキブリ、ムカデ、ゲジゲジ、シロアリなどが出ることがありますが、連日出てくることは殆どありません。


家の中に1匹出てきたというものではなく、寝室、台所、洗面所、浴室、トイレなど殆どの部屋でヤスデが複数匹出てきました。

このように、今回出てきたヤスデも一時的な出現だと思っていましたが予想と異なり毎日出てきたことから長い戦いが始まりました。

部屋に出る黒アリやゴキブリなどとは全く異なる外来種ヤスデの長い対策が始まりました。


このサイトの内容
ヤンバルトサカヤスデの第1波から第2波の流れや成長と大きさ

生活スタイルにおける心理負担や部屋における対策

大量移動するヤスデの確認と対策

ヤスデ対策と近隣住民との認知の落差

このようなことを書いてみました。


このヤスデは時間をかけて徐々に北上しています。10年~20年後にはそれなりの県、市町村で問題になるかもしれません。また、住まいの地域環境(山、原っぱ、緑化帯など)のある付近に限られる場合もあります。

不安を煽るつもりは毛頭ありませんが、これまで水面下で増殖を繰り返し飽和状態なったところで大量移動(梅雨やら真冬までの期間)しているように見られます。
そのときになって初めて身近にリスクとなって困り果てると感じます。

この問題もエリア(地域全体)ではなく、増殖エリアに極めて近い住民に大きな影響を与えます。



ある意味で、防波堤のように毎日対応してくれている住人がいるからこそ、他の住民は小さな影響で済んでいる場合があります。
それにも関わらず、全くの無関心や単純に気づかないという落差が存在します。高齢者や虫が相当に苦手な方の負担は相当大きいものとなります。


また、建物の構造、密封性だけではなく庭の土や植物の鉢があるかないか、側溝や水分のある壁があるかないか等々でヤスデの留まる環境によっても影響がことなります。

来年・再来年の増殖する流れを想像する必要があるかも知れません。

大量移動の影響

発生源と住民の影響 発生源に近い家(敷地や室内)で最も大きな影響を受ける
朝・昼・夜の時間に関係なく出現する
雨上がりの蒸し暑い夜は量も増える



電柱
なぜか、水分もなにもない電柱にもいます


 ヤスデの大移動のタイミングと大きさ
年2回の大移動と巨大化

住んでいる市区町村や気温・湿度を含むさまざまな環境によって異なりますが、一般的に梅雨や初夏の時期に1回目の大量出現があります。

1回目のヤスデ 1回目の出現するヤスデの大きさは2~2.5cmです。

その年に突然、大量発生・大量出現しているのではなく、数年間水面下(土中)で限界まで大量増殖しているのではないかという気がします。初めての出現なのに大量に毎日出てきます。



ヤスデの大量出現の数グラフ
 家の庭(外壁)や大量出現の壁での量



秋の終わり~冬の初めに2回目の出現があります。(1回目よりも数は大分少ない)

2回目のヤスデ 2回目の出現するヤスデの大きさは3~3.5cmです。

真夜中の外で見るヤスデの量は多くありませんが、1cmほど大きくなっていることの衝撃を受けます。

少ないながらも、各部屋でも暖かさなどにも応じて大きくなったヤスデが出てきます。

第2波の際に、1回目のヤスデ対策のノウハウをただちに行うことで、不快になる回数を減らすことが出来ます。


 12月下旬の寒波到来のあたりから、室内にはほぼ出なくなりました。










注意事項に関して

 時間を掛けて北上する懸念が指摘されていますが、環境要因などにより全く影響のない場合も多々考えられます。

ヤスデが山や草むらから出てくる対策を重点に取り上げていますが、一般的なヤスデがいる環境(家の庭、鉢、側溝、コケのあるコンクリート壁、緑地帯)どこにでも発生する可能性があります。(出現量が異なる)


※イメージです

個人的に、見ているだけでヤスデが潜んでいる感覚に襲われます。

 個人的な対応策を紹介しており、対策に間違いがある可能性もあります。
  より適切、より効率的な対応策もあると思いますので多角的な情報収集を行うことをおすすめします。

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